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我々が多分小学生だった頃の
古い街並みが沢山紹介されています。
恐らくは何度もそこを通り、遊んだはずなのに
ちっとも思い出すことができません。
最近は、あちこちで建物が解体され、
新陳代謝が目立っているような気がします。
いつも通い慣れた道なのに、
その前は果たしてどんな建物があったんだろうと
考え込んでしまうことがよくあります。
そんな古い街並みを、
「キンギョーーをえ、きんぎょ〜!」、
「サオダケー、さおだけッ!」としゃがれた声で
金魚屋さんや竿竹屋さんが毎日のように行き交っていました。
週に一度は、紙芝居屋さんが現れ、
明智小五郎なんかをやっていた(絵が怖いイメージ)。
終わったあとの水あめやくし団子(?)がとても楽しみでした。
ろばのパン屋さんも、鐘を高らかに鳴らして来てましたよね〜。
色んな美味しそうなパンが引き出しに並べてありました。
家の前には、時々馬も往来していました。
今思えば、一体あの時なにを運んでいたのだろう?
道路は馬フンだらけでした。
それから、犬捕り屋さんも来ました。
針金でできた輪っかで野犬を捕まえるのです。
あれには子供心に傷つきました。
月に何度か、汲み取り屋さんも訪れていましたねーー。
桶を一人でまえうしろに天秤に担ぎ、
道路から架けた木のはしごを登って、
トラックに流し込んでいました。
それは、いつの頃からかバキュームに変わっていました。
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